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会社コラム

2026.02.14

~工場選びの第一基準:縫製分類~

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1. 布帛・軽衣料(Light Woven)

・アイテム: シャツ、ブラウス、ワンピース。

・専門性: 「薄さ」と「滑り」を扱う技術。パッカリング(縫い縮み)を防ぐ繊細な調整が必要。


2. 布帛・重衣料 / 厚物(Heavy Woven)

・アイテム: コート、ブルゾン、ワークウェア、ミリタリー。

・専門性: 「厚み」と「硬さ」を貫通させる馬力。カジュアルなアウター全般。


3. テーラード(Tailored / Suiting)

・アイテム: スーツ、ジャケット、礼服。

・専門性: 「構築」する技術。毛芯やパットを駆使し、アイロン(クセ取り)で平面を立体にする。同じジャケットでも、2の重衣料とは全く異なる「建築的」なアプローチ。


4. ボトムス(Bottoms)

・アイテム: スラックス、パンツ

・専門性: 「曲線」を扱う技術。股ぐりのカーブや、ベルト付け、裾上げなど、専用のアタッチメントやミシンが集中する領域。


5. カットソー(Cut & Sew)

・アイテム: Tシャツ、スウェット、ジャージー。

・専門性: 「伸縮」を扱う技術。直線縫いではなく、生地の伸びに追従するロックミシンや偏平縫いが主体。


6. ニット(Knit / Linking)

・アイテム: セーター、カーディガン。

・専門性: 「編み」の技術。これは縫製(Sewing)ではなく、編み目同士をつなぐリンキング(Linking)という全く別の設備。


7. デニム(Denim)

・アイテム: ジーンズ、Gジャン(5ポケット)。

・専門性: 「特殊」な技術。チェーンステッチ、巻き縫いミシン、リベット打ち機など、デニム専用のラインが必要。一般的な厚物工場では対応不可。


8. 皮革・レザー(Leather)

・アイテム: レザージャケット。

・専門性: 「不可逆」な技術。針穴が消えないため、失敗が許されない。ミシンの送り歯や押さえも、革を傷つけない専用のものが必要。


それぞれに専用の設備と技術が必要になります。

まずは、ご自身のクリエイションがどこにあたるのかで工場を選んでみてはいかがでしょうか。

正しいパートナーとの出会いは、そこから始まります。